スイス香料最大手ジボダン、Induchem買収
2015.09.3
国際部
スイスの世界最大の香料メーカーであるジボダンは、8月31日、スイスのInduchemホールディングおよびその子会社を完全に買収したと発表した。
買収額など詳細については明らかにしていないが、この買収によりおおよそ売上高2500万スイスフランを取得することになる。ジボタンは、昨年、仏香料メーカーSolianceを買収しており、今回の買収は同社が掲げる2020年ビジネス戦略計画の第2弾と位置づけられる。
Induchemは、生体触媒、メタゲノミクス、および生化学的合成などの分野での幅広い実績が評価された。ジボタン最高経営責任者(CEO)のGilles Andrier氏は“Induchemはジボダンアクティブ化粧品事業において重要なプレーヤーになるだろう”とコメントしている。特にフレグランス部門の活性化粧品成分事業の製品ポートフォリオの拡大にむけて、両社のR&Dとマーケティングの統合を図る方針としている。