ボトックス注射で感情がなくなるは本当だった

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2016.05.25

国際部

ボトックス注射の後で顔の表情がなくなるのは、表情筋への副作用ではなく、感情表現をつかさどる部分への刺激が少なくなるからという仮説の検証が「Toxicon」オンライン版に掲載された。詳細は8月号に掲載の予定。

感情を惹起するプロセスにおける、顔面へのボツリヌス毒素A(BTX)注射の効果を検討。ボツリヌス注射は感情惹起のプロセスに干渉し、感情の起伏または中性刺激を少なくするという仮説の大部分が確認された。ボツリヌス注射使用者は、感情を表す文章や顔の表情がわずかで、感情過多もしくはあいまいさはなく、注射後はさらに感情がみられなくなったと評価された。さらに、時間制約があった場合は、より感情表現に時間がかかった。

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