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電動昇降デスクで体重管理

腰痛予防に考案された電動昇降デスクの定期的な利用で体重管理が可能という研究が8月29日、米国ピッツバーグ大学サイトに掲載された。

同大学教育学部の研究は、デスクワークの最中に立ったり座ったりという動作を繰り返すことで体重管理ができるというもの。1970年代にスウェーデンで開発された「sit-stand desk」は、日本では電動昇降デスクと呼ばれ、机の高さが自由に変えられるもの。もともとは長時間の座り仕事となる電話交換手の腰痛予防のために開発されたという。今回の研究では、「sit-stand desk」と低強度の運動との組み合わせて効果的な体重維持ができることを示した。

30分の立ち姿勢は、余分に5.5カロリーを消費する。1日にの労働時間8時間を立ち姿勢4時間、座位姿勢4時間とすると、男性で56.9カロリー、女性で48.3カロリーを消費することになる。研究者らは、この方法での消費カロリーは多くはないことを認めているが、ほかの研究から、一日わずか100カロリー分の運動が体重の維持には十分であるという結果もあり、毎日の労働環境におけるわずかな消費カロリーの重なりが体重維持に役立つだろうと述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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