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思春期のBMIの増加は成人後の脳卒中リスク

思春期の体格指数(BMI)の増加が成人後の脳卒中リスクとなることを示した研究が6月28日、「Neurology」オンライン版に掲載された。

成人の脳卒中リスク評価のパラメータである思春期まで、および青年期のBMIの変化のそれぞれの影響を評価した。この研究はスウェーデンのイェーテボリで人口に基づく研究調査で実施された。1945-1961年に生まれた男子3万7669人の8歳時の幼児BMIと、20歳時の青年期BMIの変化(青年期BMI – 幼児BMI)に関する情報を2013年12月まで追跡調査した。脳卒中発症に関する情報は、国家登録簿(第1回脳卒中発症918件、虚血性脳卒中発症672件、脳内出血207件)を参照した。

その結果、幼児BMIではなく、青年期BMIが成人後の脳卒中発症リスクと独立して関連していた。 サブ解析では、思春期(12~3歳ごろ)から青年期までのBMIの増加が、虚血性脳卒中および脳内出血の両方に関連していることを明らかにした。思春期のBMI増加は、高血圧のリスク増加と強く関連していた。12~3歳ころから20歳までの期間にBMIが増加することで血圧が増加し、これが成人後の脳卒中を引き起こす原因の一つとなっていることが示唆された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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