低体重の女性で早発閉経のリスク高い

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2017.11.6

国際部

成人肥満は早発閉経と関連しているかについての調査結果が10月25日、「Human Reproduction」オンラインに掲載された。

食事による脂肪摂取量は多くても少なくても生殖機能と関連しており、閉経時期に影響を与える可能性がある。今回、肥満と早発閉経(45歳未満での閉経)との関連を調査した。米国で実施されている大規模調査「看護師健康調査II」の1989~2011年にかけてのデータから、閉経前女性78,759人のデータをプロスペクティブコホート研究で検討した。1989年時点で25~42歳の閉経前女性から、身長・体重および更年期障害の症状などをアンケート調査で収集した。アンケート調査は2年ごとに実施し、BMIと早発閉経の関連を、多変量ロジスティック回帰を用いて分析した。

その結果、肥満指数(BMI)は、早発閉経のリスクと非線形に関連していたことがわかった。BMIが18.5-22.4 kg/m2の女性と比較して、低体重と定義されたBMI 18.5 kg/m2以下の女性では早発閉経の確率が有意に高かった。BMI 35.0kg/m2以上の女性では早発閉経のリスクは高くなかった。18歳時点でBMI 18.5 kg/m2未満だった女性、35歳時点でBMI 18.5 kg/m2未満だった女性は早発閉経リスクが高かった。

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