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美容外科におけるPRP治療の検討評価

美容外科における多血小板治療(Platelet-Rich Therapy)に関する文献の批判的検討による評価を実施した研究結果が「Plastic and Reconstructive Surgery」5月号に掲載された。

多血小板血漿(Platelet-Rich Plasma:PRP)を用いた美容外科の治療法の人気が高まっているにも関わらず、その有効性を裏付ける科学的証拠は少ない。今回の研究では、顔の若返り、脂肪移植、にきび瘢痕治療、アンドロゲン性脱毛症への多血小板血漿の使用についてレビューした。

2006~15年の間に公表された論文について、体系的なレビューが行われた。多血小板血漿治療単独および/またはほかの治療を組み合わせて、顔面若返り、ニキビ瘢痕治療またはアンドロゲン性脱毛症、脂肪移植などに利用した臨床研究および症例報告が含まれた。レビューの結果、研究の大多数は肯定的な結果を報告しているが、準備プロトコルや臨床治療の回数と頻度に大きな違いがあることが確認された。多血小板血漿血の調製および適応症特定のための方法は標準化されていなかった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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