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健康的な食生活も不健康な食品の摂取で効果減

健康的な食事の効果は不健康な食品の摂取で減少する可能性があるという研究結果が1月7日、「Alzheimer’s & Dementia」オンラインに掲載された。

今回の研究は、5001人のシカゴ健康老化プロジェクトの参加者を対象に8年間の追跡調査で食物摂取頻度アンケートと2つ以上の認知評価を実施した。参加者の内訳は、アフリカ系アメリカ人63%、男性36%で、平均年齢74歳だった。評価結果は、混合効果モデルを用いて、年齢、性別、教育、人種、認知活動、身体活動、および総カロリーで調整した。

層別分析の結果、認識機能低下に対する地中海式食の抑制効果は西洋型食生活スコアの低い人に限られており、西洋型食生活スコアが高い人では地中海式食のプラスの効果は見られなかった。研究者らは、この前向き研究では西洋型の食事成分を大量に摂取すると、認知に対する地中海式食の利点が弱まることがわかったと述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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