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肥満手術で術前併存疾患も改善

併存疾患のある患者の肥満手術における長期および短期的転帰を検討した研究が1月24日、「Minerva Surgery」オンラインに掲載された。

併存疾患を持つスリーブ状胃切除術を受けた3791人とRoux-en-Y 胃バイパス術を受けた3964人を対象に、術後の体重変化、肥満関連疾患、および周術期イベントを比較。3年間の追跡調査を実施した。

その結果、過剰減量はスリーブ状胃切除術で61.9、Roux-en-Y 胃バイパス術で69.5だった。BMIの減少は、グループ間で有意差はなかった。Roux-en-Y 胃バイパス術は、併存疾患のインスリン非依存性糖尿病、インスリン依存性糖尿病、高血圧、睡眠時無呼吸、胃食道逆流症の寛解と有意に関連し、外科的介入を必要とする出血の発生率が低いこととも関連した。スリーブ状胃切除術は、吻合部狭窄およびイレウスの発生率の低下と関連していた。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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