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更年期のホットフラッシュ、鍼治療と偽鍼治療の効果は同じ

更年期障害のひとつ「ほてり」(ホットフラッシュ)に対する鍼治療の効果が、針を刺さない偽治療と同じだったという研究が1月19日、「Annals of Internal Medicine」オンライン版に掲載された。

閉経期女性の75%に何らかの症状があると言われるホットフラッシュ。その症状の緩和に中国医学で使われる鍼治療の効果を評価する臨床試験が行われた。試験はオーストラリアで、40歳以上または閉経に到った女性327人を対象に行われた。参加者は中国医学の診断で「腎陰欠乏」の基準を満たし、ホットフラッシュの程度を示すスコアは中等度以上だった。

参加者を本物の鍼治療と偽鍼治療のグループに分け、8週間10回の施術を行った。治療終了時のホットフラッシュの程度を示すスコアの平均は、鍼治療グループで15.36、偽治療グループで15.04と有意差はなかった(平均差0.33 [95%CI、2.52 -1.87]; P = 0.77)

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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