アルツハイマー型認知症の予防・対策サプリメントを開発
2013.07.25
編集部
プラズマローゲン株式会社(東京都港区)は7月26日、アルツハイマー型認知症の予防や対策を目的としたサプリメントの開発に成功した、と発表した。アルツハイマー型認知症の原因は未だ解明されておらず、特効薬といえる治療薬や治療法がないのが現状。超高齢化時代を迎え、65歳以上の約10%(約300万人)が認知症といわれおり、医師の診断の無い早期の認知症の患者も含めると、実態はさらに多くの患者および患者予備軍がいると想定されている。
アルツハイマー型認知症とは、認知機能の低下や人格の変化などを主な症状とする病気の一種。脳が次第に萎縮して知能や身体機能が衰え、2次性の呼吸器合併症が発症すれば死に至る可能性もゼロではない。アルツハイマー型認知症の原因は未だ解明されておらず、特効薬といえる治療薬や治療法が登場していない。ただし、できるだけ早期に発見して適切な対応をとれば、進行を遅らせることはできる。
今回同社が開発した「プラズマローゲン」という主成分を含むサプリメントは、10年以上にわたる研究開発がされており、研究成果として、「プラズマローゲン」は、アルツハイマー型認知症の予防、改善に抜本的効果の報告がされている、とのこと。プラズマローゲンは、人体のリン脂質の約18%を占める。特に、脳神経細胞、心筋、リンパ球、マクロファージ等に多く含まれるこの成分は、近年の研究で、脳細胞の根元的な機能をコントロールする役目を果たしていることがわかってきた。