アジアで販売される美容製品の3割がリラクゼーション目的

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2018.11.14

国際部

グローバル市場調査会社ミンテルは、このほど開催された国際見本市 in-cosmetics Asia(2018年10月30日〜11月1日)で、アジア太平洋地域においてストレス解消やリラクゼーション関連の美容・パーソナルケアの開発が活発になっているという最新の調査結果を発表した。ミンテルの新製品リリースのデータ調査によると、2018年1月〜9月に同地域でリリースされた美容およびパーソナルケア製品の33%はストレス解消やリラクゼーションの製品だった。

急速に都市化が進むアジア地域で、消費者は身体的、精神的の両面で疲れを感じている。 現代人は日々の生活習慣が皮膚にどのような影響を与えるかを知っており、美容やパーソナル製品を使用することで肌の再生を心がけると同時に感情的な幸福感を得ようとする傾向がみられるという。

2018年の同社の調査では、都市部の中国人消費者(20-49歳)の30%が職場環境でのストレスを懸念していた。2013年の調査では25%だったので、この5年間で懸念する中国人が増加した。都市部に住むインドネシア人(60%)、タイ人(59%)は健康を考えて今後、ストレスレベルを減らすように計画しているという。

アジアの消費者の間で、規則正しい生活習慣は良好な肌の状態を維持するのに重要な役割を果たしているという認識が広まっている。 都市部の中国人女性の半数(49%)は、十分な睡眠を取ることがスキンケアの最も重要なポイントであると同意しており、タイの女性の半数(49%)は、ライフスタイル(例えば、睡眠の量、ストレスレベルなど)が肌のコンディションを左右する重要な決め手になると考えている。

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