ユニリーバ研究者、ブルーライトへの影響に警笛
2020.09.14
国際部
英蘭ユニリーバは、デジタルデバイスから発光されるブルーライトの影響について消費者の認識が不足しているという調査結果をこの程、発表した。
同社が2020年8月に1318人の消費者を対象にブルーライトについて世論調査を実施したところ、3人に2人(64%)は、ブルーライトが肌にマイナスの影響を与えることを認識していなかった。ユニリーバ科学技術研究所のリサーチによると、約6割の人がデジタルデバイスの前で一日6時間以上、週5日間過ごしているという。これは、日中の炎天下、一日25分過ごすのと同様なダメージを肌に与える可能性がある。
デジタル画面から発せられるブルーライトは皮膚に影響を与えるだけでなく、体内時計を乱す可能性も示唆されている。メラトニンの生成を抑制し、ストレスホルモンのレベルを高め、神経を興奮させ、睡眠パターンと概日リズムを乱す危険性が否定できない。同社の研究者は、肌を守る対策としてブルーライトを最小限に抑えたり、中和したり、肌を回復させたりする成分を含む次のような製品の使用を推奨している。
ブルーライト対策
・BBクリームなど可視光線を最小限に抑え、肌の日焼けを防止する製品
・皮膚の保護バリアを作成する酸化亜鉛を含む製品
・酸化的損傷から皮膚を保護し回復させるビタミンC
・抗酸化物質の枯渇と戦い、可視光によって引き起こされる酸化ストレスを効果的に抑制するビタミンB6
・ブルーライトによって誘発される酸化ストレスから皮膚表面の細胞を回復させるナイアシンアミド