米コスメ専門店Ulta、大手小売ターゲットチェーン店内に2021年デビュー
2020.11.11
国際部
米大手スーパーチェーンのターゲットと米コスメ専門チェーンUlta Beaury(アルタ・ビューティー)は、10日、戦略的パートナーシップを結ぶと発表した。提携により、2021年よりターゲットの全米100を超える店舗内に「ショップインショップ」としてアルタ・ビューティーを開店させる。
「ショプインショップ」は既存のアルタ・ビューティー店舗を反映し、確立された新興のプレステージブランドを主流に販促するように設計され、約1000平方フィートの面積スペースを持つ予定。アルタ・ビューティーのトレーニングを受けたビューティーコンサルタントが、ターゲットの顧客が必要とする美容の専門知識を提供し、ショッピング体験の充実を図る。
新型コロナウイルス感染防止のためアメリカの主要都市が封鎖され、アルタ・ビューティーは小売店の営業停止を余儀なくされた。このため、2020年度上半期の純売上高は、2019年度同期の34億ドルから29.6%減少して24億ドルとなった。コロナ渦でも、食料品、医薬品などを販売するスーパーマーケットは基本的に開店しているケースが多く、今回の提携で、新しいビジネスモデルの業績に期待が高まる。