手掌多汗症への神経切除術とボトックスを比較

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2021.06.1

国際部

手掌多汗症への神経切除術とボトックスによる患者の転帰を比較した研究結果が5月25日、「Cosmetics」オンラインに掲載された。

40人の手掌多汗症患者を内視鏡胸部交感神経切除(電気焼灼)術のグループと皮下ボトックス(ボツリヌス毒素A)注射グループに無作為化し、12週間で隔週の重症度スコアおよび患者満足度スコアによる評価を受けた。

その結果、12 週間でボトックスグループの 60%が改善を維持し、40%は改善が維持できなかったものの施術前のスコアとの比較では改善が見られた。交感神経切除(電気焼灼)術グループの80%では追跡期間の終了まで多汗症重症度スケールに変化が見らなかった。患者満足度スコアは、ボトックスグループで有意に高かった。

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