ニキビが自殺リスクと関連する
2021.06.28
国際部
ニキビが自殺リスクと関連しているかどうかを検討した結果が6月18日、「Medicine」オンラインに掲載された。
ニキビと自殺との関連を評価することを目的に2020年1月10日までにPubMedおよびEMBASEデータベースに登録された文献を検索し、最終的に5件の文献(患者対象227万6798人)のメタ解析を実施した。
対象者のうち5万2075人がニキビの有病者だった。全体的な分析では、自殺はニキビと正の相関が確認された(オッズ比1.50)。感度分析の結果には欠陥があった。出版バイアスは検出されなかった。研究者らは「にきびは自殺のリスクを大幅に高める可能性がある。臨床医はニキビを積極的に治療し、自殺スクリーニング実施を検討する必要がある」と述べている。