減量とリバウンド予防への金銭的インセンティブと環境戦略の効果を検討した臨床試験の結果が9月1日、「JAMA Network Open」オンラインに掲載された。

この無作為化臨床試験は2015年から2019年にペンシルベニア州フィラデルフィアの3つの大企業で実施された。合計344人の参加者が登録され、金銭的インセンティブグループ、環境戦略グループ、金銭的インセンティブ＋環境戦略グループと通常のケア（対照）グループにそれぞれ86人ずつ無作為化された。参加者の平均年齢は45.6歳、平均BMIは36.5、247人（71.8％）が女性、172人（50.0％）が黒人、138人（40.1％）が白人だった。主要エンドポイントのベースラインから18か月までの体重変化は対照グループより多く、インセンティブグループで平均5.4ポンドの減少、環境戦略グループは平均2.2ポンドの減少、金銭的インセンティブ＋環境戦略グループは平均2.4ポンドの減少だった。金銭的インセンティブグループ、環境戦略グループ、金銭的インセンティブ＋環境戦略グループのいずれも通常ケアグループよりも有意に効果的であるということは示されなかった。