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アメリカの世代別スキンケアの使用法に関するレポート

アメリカの世代別スキンケアの使用法に関する調査結果が、このほどグローバル情報会社NPDグループからリリースされた。

これによるとデジタル社会に精通しているZ世代の62%は、TikTokがスキンケアの購入決定に影響を与えていると主張しており、医師または医師によって承認されたブランドであるドクターコスメを好んで選択していることが明らかになった。Z世代の中でも、 18歳から24歳までの年齢層では、スキンケア製品の使用量が昨年に比べて増加したことが報告された。彼らが使用するトップ製品の中には、クレンザーやその他の基本的なケアアイテムおよび唇の保湿剤のようなスキンケア製品が含まれる。

57歳から75歳のベビーブーマーのスキンケアの使用量も昨年より増加しており、なかでも65歳以上の人の使用量増加がやや顕著になっている。ベビーブーマーの間では、顔の保湿剤や首の保湿剤などのトリートメントが使用上位に入った。価値意識の高いこの世代は、他の世代よりもマスブランドはプレステージブランドと同じくらい優れていると主張する傾向が強いことも分かった。

スキンケアの好みは世代によって異なるが共通点もあるという。スキンケアの有効性と製造元などの透明性に対する需要は世代を超えて追求されていると報告された。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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