コロナ禍でも美容への積極度は変わらず 男女77%が「変化なし」

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2021.11.4

編集部

伊藤忠グループのリサーチ会社であるマイボイスコム株式会社(東京都千代田区/代表取締役社長:高井和久)は11月2日、4回目となる「美容意識と行動」の調査結果を発表した。回答者数は男性5,653名、女性4,342である。

調査では最初に、「美容に対する関心度」を聞いた。美容に関心がある人は、「関心がある」「まあ関心がある」を合わせて4割弱であった。うち、男性では2割弱、女性では6割強となった。とくに女性10~30代は「関心がある」というより強い関心をもつ人の比率が、他の層より高くなっている(グラフ1)。

グラフ1

次に、「美容のために意識していること」(複数回答)について尋ねたところ、「食生活」が31.1%、「ウォーキングなど軽い運動」「水分補給」「スキンケア・肌の手入れ(顔)」などが各20%台となった。

続いて「直近1年間に利用した美容関連サービス」について尋ねた。その結果、直近1年間に美容関連サービスを利用した人は約55%であった。内訳は男性4割弱、女性約76%であった。利用したサービスは(複数回答)、「美容室・ヘアサロン」が36.4%、女性では7割強となった。

そして、新型コロナウイルス感染拡大前に比べて、美容に関することへの積極度に変化があったかを聞いた。その結果、「積極的に行うようになった」は1.6%、「やや積極的に行うようになった」が5.0%、「変わらない」が77.0%であった(グラフ2)。

グラフ2

最後に「美容に関することで、積極度・関心度が高まったもの」(複数回答)を尋ねた。その結果、「体を動かす」(19.8%)、「規則正しい生活」(13.3%)、「食生活を整える」(13.1%)の順となった(グラフ3)。

グラフ3

なお、「美容に関することを積極的に行うようになった」とした人からは次の声が寄せられた。

・生活の乱れを防ぎ、スキンケアをより心がけるようになった。(男性39歳)
・リラックスできる香りについてよく考えるようになりました。(男性46歳)
・ケアも何もしていなかった爪をきれいにしたいと思うようになり、サロンに通い始めた。(女性34歳)
・在宅勤務などで化粧をしなくなったので素肌が気になるようになった。サプリで内面からメンテするようになった。(女性48歳)

また、「美容に関することを積極的に行わなくなった」人からは次のような意見があった。

・マスクをすることが多いので髭を気にしないようになった。(男性61歳)
・外出が減ったから、見た目の美に関心が薄れた。健康にだけは気を付けるようになった。外食が減り自炊で野菜を多くとるようになった。(女性40歳)
・人に合わないので髪の毛を染めることが少なくなった。(女性46歳)
・人との接触を最低限避けているため、エステに行かなくなった。(女性60歳)

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