肥満手術が長期死亡リスク低下と関連

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2023.02.20

国際部

肥満手術における長期全死亡率と死因別死亡率を検討した研究結果が1月25日、「Obesity」オンラインに掲載された。

さまざまな肥満手術後の長期死亡を検討した後ろ向き試験を実施。運転免許申請/更新日を用いた年齢、性別、BMI、手術日でマッチさせた肥満手術施行(手術グループ)と非施行(非手術グループ)のペア2万1837組を調査対象とした。最長追跡期間は40年(平均13.2年)、死亡率は性別、手術タイプ、手術時年齢で層別化したCox回帰で比較した。

その結果、全死亡率は手術グループで非手術グループに比べ16%低かった。肥満手術後の死亡率の有意な低下は男女ともに認められた。手術後の死亡率は非手術グループに比べ、心血管疾患で29%、がんで43%、糖尿病で72%低かった。非手術グループに比べ手術グループで自殺ハザード比が2.4倍高く、主に手術時年齢が18-34歳の患者で認められた。

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