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ニキビへの新薬DMT310が有効性示す

新規のニキビ治療薬による病変への効果を検討した試験結果が6月7日、「Journal of the American Academy of Dermatology」オンラインに掲載された。

天然の局所製品で、週1回の使用で可能な新規のニキビ治療薬DMT310は、患者のアドヒアランスの向上にも優れていると考えられている。今回の研究では、中等度から重度の尋常性ざ瘡(ニキビ)治療におけるDMT310の安全性、忍容性、有効性を第2b相無作為化二重盲検プラセボ対照試験で評価した。12歳以上のニキビ患者181人が12週間の試験に参加した。

その結果、DMT310グループでは、炎症性および非炎症性病変の数の減少がプラセボグループよりも有意に大きく、調査者による全身的評価の治療成功率も高かった。重大な治療関連の副作用はなかった。DMT310は中等度から重度のニキビ患者に有望な治療オプションとなりうることが示された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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