J-TECのジャック、全国41の病院が治療実施整う
2013.12.20
編集部
ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC、ジャスダック上場)は、自家培養軟骨「ジャック」による治療を実施する準備が整った医療機関が12月現在、東大医学部付属病院など全国で41病院にのぼることを明らかにした。
「ジャック」は、膝関節における外傷性軟骨欠損症やり男性骨軟骨炎変形性関節症を除く)を適応対象とした整形外科領域におけるヒト細胞・組織利用製品。2013年4月保険適用となった。
治療法は、医療機関において患者から膝軟骨の一部を採取して同社に送り、コラーゲンが入ったゲル状の物質の中で、約1ヵ月培養し、培養軟骨を作る。でき上がった培養軟骨は、専用の輸送容器に入れて医療機関に送り損傷部位の形にあわせて移植される。