光線療法と人工ホルモン投与で白斑が改善

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2014.09.22

国際部

光線療法とafamelanotideの併用が白斑に効果があるという試験結果が9月17日、「JAMA Dermatology」オンライン版に掲載された。

尋常性白斑や乾癬、またアトピー性皮膚炎などには、幅の狭い波長域 (311±2nm) を持った紫外線を使用した「ナローバンドUVB光線療法」が効果があることが知られている。また、afamelanotide(アフェメラノタイド)は、α-メラノサイト刺激ホルモンに類似した人工ホルモン。注射するだけでメラニンの生成を促す効果がある。このため、欧米では、実際に日焼けをせずに、肌が黒くなる薬として認可を受けないままに出回っているという。

今回は、光線療法と人工ホルモンの併用で効果が倍増するかを、3か所の皮膚科センターで試験した。18歳以上で白斑の確定診断を受けた男女を、併用療法28人、光線単独療法27人に分けて調査した。その結果、併用療法の方が臨床的にも統計的にも有意に、より速く色素沈着することが確認された。

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