「エイジングケア化粧品」市場分析結果を発表

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2014.09.29

編集部

株式会社美容経済新聞社(東京都港区) 産業調査部は、「アンチエイジング」に代表される機能性をコンセプトとする化粧品市場が活性化していることに着目し、「エイジングケア化粧品」について市場分析を行った。

近年、皮膚科学の進歩やエイジングケアに対する消費者意識の高まりなどがあり、肌細胞に直接働きかけて活性化させるエイジングケアが注目されている。特に、大手化粧品メーカーだけではなく、異業種からの市場参入が目立つ。これは長年の研究技術で培われた化学的エビデンスに基づく機能の解明が進み、効果効能に裏付けされた成分開発が行われていることが理由のひとつに挙げられる、とのこと。

肌のしくみとエイジング原因、エイジングケアの考え方、エイジング化粧品の種類などを分析している。

調べでは、
〇皮膚科学の進歩によって、化粧品は表皮から真皮へとより肌の奥のケアに進んでいる。肌細胞を活性化させることに着目した商品が台頭。新しい細胞を生み出す幹細胞に刺激を与えて活性化させる注目成分を配合したエイジングケア化粧品が、市場活性化の要因、としている。

〇本業での研究成果を活かし、化粧品に応用することでスペックを効かせた商品を発売し、効果効能に裏付けされた異業種からの市場参入している。また、大学との共同研究、皮膚科医や形成外科など肌の専門家が治療経験など、専門性を活かして開発された商品が目立つ。

〇新規参入メーカーは、店舗を持たない通信販売が主流。固定費がかからない効率的な販売形態なので、全国展開が難しいベンチャー企業や本格参入を見極めるテストマーケティングに適している。今後のこの傾向は続くだろう、とまとめている。

参考リンク
エイジング化粧品市場に関する調査2014

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