スカートサイズが増えると乳がんリスクも増える

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2014.09.30

国際部

ウエストサイズが増えると乳がんも増えるというニュースが、英国BBC放送のNews Website・ヘルスニュースに9月25日、掲載された。

英国ロンドン大学の研究者らによる論文によれば、10年ごとにスカートのサイズが増えることと、閉経後の乳がんリスクが33%増加することと関係していたという。この調査は、英国在住の50-60代の女性9万人以上を対象に、3年間を追跡して行われた。スカートが10年間で一気に2サイズ上がると、乳がんリスクは77%も上昇した。20代の頃のスカートサイズを覚えていた人が対象という制限つきのため、この調査結果を「信頼できない」とするCancer Research UKのTom Stansfeld氏などの意見もあった。

肥満(特に腹部脂肪)はがんの危険因子として知られているが、今回の研究では女性のウエストサイズが乳がんの予測因子として使えることが明らかになった。研究ではスカートサイズを腹部サイズの代替指標として使用している。腹部脂肪の数値を「スカートサイズ」と置き換えれば、肥満すなわち乳がんの危険を実感できるものとして捉えてもらうことができるため、肥満のリスクをシンプルに、理解しやすいメッセージとして伝えることができると研究者らは述べている。

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