健康的な食生活と肥満予防はリンゴとともに
2015.05.19
国際部
2003-10年の米国国民健康栄養調査(NHANES)を分析した結果、リンゴの摂取が子供のより良い食生活と肥満リスクの低下に関連していることが分かった。この調査結果は5月14日、「Nutrition Journal」オンライン版に掲載された。
アメリカで2番目に消費量が多い果物であるリンゴ。この分析では、アップルソースやジュースなどのリンゴ製品も含めたリンゴの消費量と子供(2-18歳)の体重、体脂肪などとの関連を検討した。対象は国民健康栄養調査からサンプリングした1万3339人。
その結果、対象者の26%が何かしらのリンゴ製品を消費しており、生のリンゴ、アップルソース、100%リンゴジュースを消費していた対象者で、健康食指数(Healthy Eating Index-2010)のスコアが高かった。生のリンゴの消費者は体格指数(BMI)が低かった。消費しない人と比べ、リンゴ製品の消費者では25%、生のリンゴ消費者では30%肥満になりにくいことが分かった。
研究者らは、リンゴが子供の健康的な食事と肥満予防に貢献しているとし、子供の食生活にリンゴをもっと加えるべきとしている。