ヘルシー社食でメタボ予防と社会貢献を同時に実現
2015.06.11
編集部
NPO法人 TABLE FOR TWO International(東京都港区、以下TFT)は16日、TFT活動報告会を開催する。TFTプログラムを導入している企業のCSR担当者など約110人が参加予定で、最新情報を共有する。
社員食堂でヘルシーなメニューを食べることで、メタボ予防と社会貢献を同時に実現できる一石二鳥のTFTの取り組みが拡大し、現在677の企業・団体(図)が参加している。
同会では、TFT事務局が支援先のアフリカでの様子について報告するほか、三井住友銀行や三菱重工グループなど参加企業数社が自社での取り組みについて紹介し、情報交換会では各社が自由に成功事例や課題の共有し、担当者同士の交流を深める。
同会は毎年開催し、毎回数十名が参加、活発な意見交換がなされている。今年は定員80人のところ、110人が申し込み、各社の関心の高さが伺える。
ビジネスでは、成功の秘訣を他社に共有することはあまり見られないが、TFTでは「地球はひとつの食堂だ」と考えており、社会貢献活動では、各社が手をとりあい、積極的に成功事例(魅力的なメニューづくり、食堂での広報活動など)を共有し、企業の垣根を越えて皆で参加者数を増やそうとしている。
TFTでは、社員食堂向けTABLE FOR TWOガイドラインとして、1.カロリーが730kcal(680~800kcal)程度、2.栄養バランスが適正、3.野菜が多めと定めている。