意外!? 塩分が体重増加を抑制

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2015.06.16

国際部

米アイオワ大学の研究者らが、高脂肪食のマウスに高塩分食を与えたところ体重増加を抑制したと6月11日、同大学のプレスリリースで発表した。

プレスでは、高脂肪・高塩分という「ファーストフードの愛好者のような」この組み合わせが「突然に良いことであると示唆された」と述べている。この研究の詳細は6月11日の「the journal Scientific Reports」に掲載された。

研究は、高脂肪・高塩分という(人間にとっては)おいしい食物が、食べる量を増加し、体重の増加にもつながっているという仮説のもとに開始された。マウスを対象に、通常のエサと、0.25から4%とさまざまな塩分量にした高脂肪のエサとで比較調査した。すると「驚いたこと」に、最も体重の増えたのは高脂肪・低塩分のマウスで、16週間に15グラム増加した。高脂肪・高塩分のマウスでは体重増加は5グラムだった。

研究者らはこの原因を、ナトリウム(塩分)による食品の消化吸収率の低下によるものと説明している。また、塩分の取り過ぎを警告する公衆衛生政策の取り組みが、予期しない結果をもたらす可能性があることも示唆した。

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