立ち仕事の疲れに年齢・性別は関係なし

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2015.07.21

国際部

座りっぱなしの事務仕事が健康リスクになるという研究が盛んだが、今回は立ち仕事での健康リスクを検討した論文が6月5日、「Human Factors」オンライン版に掲載された。

この研究の目的は、立ち仕事による下肢の長期的な疲労の影響を評価し、影響が起こりうる年齢と性別を推定することだった。試験は立ち仕事のシミュレーションとし、5時間の立ち仕事を行った(椅子に座る5分間休憩と30分のランチ時間を含め)。その後の筋肉疲労筋肉痙攣(筋収縮力[MTF])、姿勢の安定性、および不快感の主観評価によって定量化した。対象は2つの年齢グループからなる男性14人、女性12人だった。

その結果、MTFは終業後30分以上経ってもかなりの疲労があることを示した。主観評価は終業後すぐに疲労感の有意な増加を示したが、30分後にはなくなっていた。年齢と性別は、疲労に影響を及ぼさなかった。研究者らは、長時間の立ち仕事をする職業が下肢や背中の障害につながる可能性を示唆している。

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