テレビばかり見ていると太るという調査が8月13日、オープンアクセス誌「SAGE Open」に掲載された。

米国ピッツバーグ大学の研究者らを中心に実施された今回の調査では、若年成人の冠動脈リスクを調査したCARDIA試験に参加した3269人のデータを対象とした。対象者の5年ごとの測定で、計15年間にわたるテレビの視聴状況とBMI（体格指数）、ウエスト周囲との関係を検証した。

その結果、5年後、10年後の測定ではテレビの視聴が長いと肥満である可能性が高いことが分かった。しかし、それ以降のデータからはテレビの視聴と肥満に関連は見られなかった。研究者らは、青年期にのみテレビの視聴と肥満は関連しているとしている。