ランチは予約注文でカロリー減
2016.08.4
国際部
事前に食べるものを選択する「予約注文」で食事のカロリーが抑えられるという報告が、隔月刊誌「Journal of Marketing Research」の6月号に掲載された。
米国ペンシルバニア大学の研究者らは、事前注文したランチと健康の関連について調査した。ある会社の社員食堂で2つのフィールド研究を、大学の学食で3つ目の研究を実施した。1つ目の研究の二次データ分析では、注文と受け取りの時間が長いこととカロリー量の少なさが関連していることを発見した。3つめの研究では、注文してすぐに受け取るグループと、事前注文のグループを比較した。その結果、事前注文のグループでは100カロリーまたはカロリー量が10%量少なかった。
研究者らは、3つの研究全てで、事前注文により食事のカロリー量が抑えられたことを確認できたとしている。論文筆頭著者のEric M. VanEpps,博士は「これらの結果は、既に空腹になって食べる準備ができてから食事の注文をすると、全体的に注文するカロリーが増えることを示している。事前注文で、カロリーは有意に低下しうる」と述べている。さらに「レストランやその他の給食事業者は、事前注文を受け付けることで、顧客に健康利益をもたらすことができる」と続けた。