ダークチョコで食欲を抑制
2017.06.16
国際部
ミルクチョコレートに比べてダークチョコレートのほうが食欲抑制効果があるという研究結果が5月29日、「Appetite」オンライン版に掲載された。
含有されるテオブロミンという苦味成分に食欲抑制の効果がある、食事前に食べると血糖値が急激に上がるために満足感が得られるなどの理由から、チョコレートによるダイエット効果に注目が集まっている。
今回の研究は、閉経後女性14人(平均年齢57.6歳)を対象に、ダークチョコレート(カカオ含有量80%)、ミルクチョコレート(同35%)、ホワイトチョコレート(同0%)を消費した後の食欲、気分について比較した。試験は1週間の間隔を空けて、それぞれ3種類のチョコレートを順に食べておこなった。その結果、ダークチョコレートを食べた後自由に食べてもらった場合の食事カロリーは1355 ± 750 キロジュール、ミルクチョコレートでは1693 ± 969 キロジュール、ホワイトチョコレートでは1842 ± 756 キロジュールで、ダークチョコレートを食べた後のカロリーが一番少なかった。研究者らは、ダークチョコレートの食欲抑制作用が一番強いと述べている。