仏ロレアルは、高級ファッションのアルマーニグループとのライセンス契約を2050年まで更新したと、3月22日、発表した。同社は1988年から、ジョルジオ・アルマーニ氏のインスピレーションとビジョンに基づき『ジョルジオ アルマーニ ビューティー』ブランドの香水、スキンケア、メイクアップラインの開発に携わってきた。同ラインは、グローバル市場での販売が好調で2017年、10億ユーロ以上の売上を達成している。

アルマーニブランドを含め、ランコム、イブ・サン・ローラン・ポーテ、キールズ、シュウ ウエムラなどハイエンドのブランドを展開するロレアルリュクス事業部門の成長率はグループ最大。2017年度の売上高は前年度比10.5％増の84億7170万ユーロだった。

今回のライセンス長期更新について、ロレアルの会長兼最高経営責任者（CEO）のジャン-ポール・アゴン氏は「アルマーニとの合意でこれまでに築いてきた強みと一貫性が証明された」などと述べており、世界で最も美しくダイナミックな美容ブランドの一つとしての製品開発を継承する。