中鎖脂肪酸の機能メカニズム解明へ産学共同研究講座を設置

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2018.05.7

編集部

日清オイリオグループ株式会社(東京都中央区)と国立大学法人 東京農工大学(学長・大野弘幸氏)は7日、中鎖脂肪酸の機能メカニズムの解明を目指した産学共同研究講座「日清オイリオ機能性油脂・腸内環境研究講座」を同大学に設置したと発表した。

同講座では、東京農工大学大学院 農学研究院 応用生命化学専攻 代謝機能制御研究室の木村郁夫テニュアトラック特任准教授を中心に、研究を進める。ココナッツオイルや、医療現場での栄養補給に利用されているMCT(腸内環境に基づく中鎖脂肪酸油)は、摂取することで抗肥満効果や脳機能改善作用の可能性が示唆されているが、その機能メカニズムについては未だ明確になっていない。

研究ではMCTや、MCTの代謝物であるケトンならびに腸内細菌による代謝物などに着目し、生体組織内に特異的に発現している受容体「GPCR」(Gタンパク質共役受容体)がその機能性が関与しているとの仮説の下、生理機能の解明と機序に関する研究を進める。当面、3年間を目途に実施し、その後の継続実施は成果などを考慮して協議するとしている。

参考リンク
日清オイリオグループ株式会社

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