ファンケル、ケールジュースが子どもの健康維持や成長を助ける
2018.05.30
編集部
株式会社ファンケル(神奈川県横浜市)は30日、ベトナム国立栄養研究所と、ケールのジュースを長期摂取した際の子どもの身体機能への影響を確認する共同研究を行ってきた結果、ケールのジュースが子どもの身体の発育に良い影響を与え、健康維持および成長を助けることがわかったと発表した。
ベトナム、ハノイ市内の小学校に通う健康な小学校2年生~4年生の男女602人を対象に試験を実施。試験方法は、ミネラル農法で栽培した日本国産ケール生葉120g分を1杯分としたジュースを毎日飲むグループ(ケール群)と、ケールのジュースを飲まないグループ(コントロール群)に分かれ、ケール群には約8カ月間ジュースを飲み続けてもらい、その後コントロール群と比較した。
身長と体重、握力、視力、上気道感染症(風邪)の発症状況を比較した結果、ケール群はコントロール群と比較して、身長が伸びた結果が得られ、体重や握力も増加していた。また、裸眼視力が1.0未満の子どもの割合は、コントロール群よりケール群が少ないという結果だった。
さらに、調査期間中に風邪を発症した子どもの割合も、コントロール群が75%に対して、ケール群が41%と発症率が低くなっていた。風邪の罹病日数もケール群の方が短いことが確認され、ケールのジュースを長期間飲むことによって、風邪にかかりにくく、回復も早いことがわかった。
これらの結果から、ケールのジュースを習慣的に摂取することが、子どもの身体の発育に良い影響を与え、健康維持および成長を助けることがわかった。
共同研究者であるベトナム国立栄養研究所のBui Thi Nhung准教授は「本研究の結果、ケールのジュースを飲んだ子ども達の健康上の利点を観察することができた。ケールのジュースは子どもの健康と成長に良い影響を与えると確信している」とコメントしている。
今回の研究成果は、第72回日本栄養・食糧学会(5月11日~13日開催)において発表した。
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- 株式会社ファンケル