「我が社の生薬配合化粧品ビジネス」【5】エビデンスジャパン、歴史が証明、安全性と効果に自信(上)
2015.06.1
編集部
合同会社evidence japan(エビデンスジャパン)は、2013年2月に創立した化粧品の企画販売を行うベンチャーで、主にエステプロユース化粧品の開発を手掛けている。特に“美エイジング”(肌のはり&透明感)と敏感肌ケアを得意とする。アジアの生薬と欧米のハーブ20種を厳選しており、長い歴史が証明する植物エキスにより、安全性や美容効果に強い自信を持つ。
同社の化粧品には、近年、徐々に明らかになりつつあるエビデンス(科学的根拠)のある生薬が配合されている。生薬化粧品は、“自然派”というイメージを持たれがちだが、医療品扱いの生薬のうちいくつかは化粧品に合法的に配合可能なので、「きちんと結果を出す“実力派”」(代表 久住麗子氏)と言うことができる。生薬化粧品ファンには、一時のブームに惑わされない知的な女性が多く、長く愛用する傾向がある。そのため、エステサロンとしても、世の中の流行り廃りにたびたび振り回されるリスクは少ない。
同社は、体内外からのケアを非常に重視している。皮膚トラブルは、UV・低湿温環境など外的原因もあるが、肌質・体質という内的原因も多いもの。「一人ひとりの肌質・体質による肌トラブル相談に丁寧に対応しており、人気サロンの共通点でもある“体の内側からのケア”に対する知識は豊富」(久住氏)だ。生薬エキスは丸善製薬株式会社から仕入れ、製造は株式会社ミック・ケミストリーと株式会社ハピネスに委託。商品開発に当たっては、生薬化粧品に対する並々ならぬ熱い思いが込められている。
久住氏は、三重県伊勢市の海辺町育ち。自宅で米や野菜を栽培し、「朝日を浴びると1日体調が良い」という祖母の教えに従って、自然とともに生活してきた。まさに中医学の“天人合一”(自然との共生)の実践者だ。また、長年にわたる美容講師とクリニックでの漢方相談の経験を通じて、数多くの肌トラブルの悩みに応えきたことが、敏感肌ケアや美エイジング企画の根本にある。販売方法は主に口コミで、サロン、患者、教え子などを通じて伝わる体感の良さが拡販につながっている。
中医学では、皮膚病を治療する際、生薬を煎じた一煎目は内服し、二煎目は化粧水のように皮膚患部に塗布する。内服して効果のある生薬は、化粧品として外用しても効果が期待できるということだ。市販の化粧品は種類が多く、どれが自分の肌に合うのか判断に悩むもの。そのような時、同社の生薬化粧品であれば肌質・体質チェックの結果に従って、自分に合う化粧品を的確に選ぶことができる。
同社の生薬化粧品は、合成香料・着色料・アルコール無添加。乳化剤は、ヤシ、とうもろこしなど植物由来のものを使用している。肌刺激になることがある成分を除外するだけにとどまらず、生薬・ハーブの力で積極的に敏感肌を守るのが大きな特徴だ。