【連載】化粧品・美容関連ベンチャー企業の成長軌跡【19】フェイスグループ① ~化粧品、サロンなど事業領域別にグループ会社8社を設立~

2016.09.26

特集

編集部

化粧品などの中軸事業会社フェイスを1987年に設立したのが起源。以降、現在までに合成界面活性剤からの離別を図った自社化粧品の開発(美容サロン向け、ドラッグストア向け、通販用など用途別化粧品の開発)、プライベートブランド(PB)化粧品などを企画する企業ユーザーに対して商品開発から販売戦略までを総合的にサポートするPB事業を展開。また、化粧品に加えて美容サロンの運営や美容機器、整体下着の販売事業など、事業別にグループ会社を相次いで設立し、現在に至っている。

創業以降、現在までに自社ブランド化粧品の基本的な開発コンセプトは、ヒアルロン酸と同じゲルをベースに商品化し、合成界面活性剤を使わないこと。また、成分記載を遵守し、消費者に安全・安心を担保している。

これまで合成界面活性剤を一切使わずエステティックサロン・化粧品店向けなど専用化粧品として開発した自社化粧品と商材は、スキンケア化粧品とメイクアップ化粧品、美容機器、補正下着など約16品目。カウンセリングしながら対面販売するドラッグストア向け化粧品は、生コラーゲンやゼラチンコラーゲン配合の化粧品5品目、通販向け化粧品5品目の合計約26品目に上る。

化粧品の開発と販売に加えて、事業領域の拡大を図りグループ会社を積極的に設立してきたことも特徴。

法人化以降、2006年にグループ会社の統合再編を行い、現在、事業分野ごとに国内6社、海外2社の合計8社のグループ会社を抱える。

このグループ会社の中で2001年5月に設立したフェースが、グループ会社を統括している。同時に、原料や容器の仕入れ及び化粧品、健康食品、美容機器、補正下着等の企画・開発・販売を担当している。

グループの総発売元がフェイスビュ―ティ(2005年11月設立)。化粧品、健康食品などの販売に加えて、グループ全体のスタッフ育成機関「キャビ―ポーテビジネスカレッジ」を運営し、商品知識や販売ノウハウなどを研修教育している。

2001年5月に設立したニューコスメは、ドラッグストアへのエステ導入や美容室、スポーツジムなどへの展開を図っている。

直営エステサロンの展開と店舗運営及び化粧品、健康食品、補正下着等の販売を担当しているビューティ・ミッション(1994年10月設立)は、直営エステサロンの展開と各店舗の運営及び化粧品、健康食品、補正下着等の販売と合わせて、オリジナル成分「フェース生コラーゲン」が角質層内を整えて肌の中をキレイにする独自の施術法「角質層内ラメラ美容法」を励行してサービスに乗り出している。

海外展開は、中国・上海に2003年と2006年に製造・販売の現地法人2社を設立している。

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