ファンケル、「金の発芽米発酵液」の効果を検証

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2018.09.13

編集部

株式会社ファンケル(神奈川県横浜市)は、発芽玄米製品の『発芽米 金のいぶき』を特殊な酵母「サッカロミセス・ベローナ」で発酵させ、新たな独自の発酵液を開発し、その効果を検証した。

白米を発酵させた「白米発酵液」、「発芽米発酵液」、「金の発芽米発酵液」を表皮角化細胞に添加し、オートファジーに関連する遺伝子の発現量をリアルタイムPCR法で検証した。その結果、「発芽米発酵液」と「金の発芽米発酵液」を添加した表皮角化細胞は、ともに遺伝子の発現量が増加したことが確認された。

さらに「金の発芽米発酵液」は、無処理(Control)を1としたときに、約4.5倍という高い遺伝子発現量が認められた。

肌の美しさに関係するアミノ酸総量が、「金の発芽米発酵液」は「白米発酵液」と比較して約2.7倍も多く含まれていた。さらに「発芽米発酵液」と比較しても、「金の発芽米発酵液」はアミノ酸総量が多く含まれていることがわかった。また、肌へのなじみがいいことも肌の接触角による比較でわかった。

新たに開発した「金の発芽米発酵液」を検証した結果、オートファジー関連の遺伝子発現量が増加することを確認した。この結果から「金の発芽米発酵液」をスキンケア製品に応用することで、肌の細胞が酸化ストレスなどから受けたダメージを自動で修復する機能が高まり、それにより肌の新陳代謝を促進させてメラニンを蓄積した肌細胞からメラニンの排出を促すものと考えられる。

また、アミノ酸総量が多く肌なじみが良いことから、角層の水分量を整えることで、年齢とともにかたくなった角層を柔軟にし、肌を美しく整える効果も期待される。

同社は2014年から、「発芽米」の美容効果について研究を行い、「サッカロミセス・ベローナ」で発酵させた独自原料「発芽米発酵液」を開発し、同原料をエイジングケア製品に配合している。

参考リンク
株式会社ファンケル

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