在宅時間の増加で美容の学習意欲向上 「日本化粧品検定」受験者数が過去最高に
2021.09.8
編集部
一般社団法人日本化粧品検定協会(東京都中央区/代表理事:小西さやか)は9月3日、文部科学省後援の美容資格「日本化粧品検定」の受験者数が、第15回(2020年11月開催)・第16回(2021年5月開催)ともに、秋・春の同検定受験者数の最高記録となったと発表した。
同協会はこれを受け、コロナ禍における日本化粧品検定受験者を対象に、2021年8月18日~22日に「コロナ禍における美容意識に関するアンケート調査」を実施した(調査対象:コロナ禍に開催された第15回・第16回日本化粧品検定(1・2級)を受験した16~70歳の男女/回答者数:886人)。
その結果、コロナ禍の在宅時間の増加により、美容の学習意欲と美容意識が高まっていることが明らかとなった。
たとえば、「新型コロナウイルスの影響で家にいる時間が長くなったことが、日本化粧品検定に興味をもつ・受験するきっかけになった、または影響を与えたと思いますか?」という質問に対しては、「はい」が67.3%、「いいえ」が32.7%となった。
次に、「新型コロナウイルスの影響が、日本化粧品検定の『受験意欲』に繋がったかを問う質問に対して、67.3%が「コロナ禍のステイホームが日本化粧品検定に興味を持つ・受験するきっかけになった(または影響を与えた)」と回答した。
また、受験のモチベーションになったのは、「美容に向き合う時間の増加により『美容』について学びたいと考えたから」が33.9%と最も多く、次いで「コロナ禍でも何かに挑戦したいと思ったから」が32.0%、「コロナ禍のステイホームで勉強や受験のための時間か確保できたから」が19.5%、「コロナ禍での先行き不安でスキルアップしたいと思ったから」が14.6%となった。
同協会は、今回の調査調査結果について同協会は「コロナ禍の在宅時間の増加により、美容の学習意欲と美容意識が高まっていることが明らかとなりました」と述べている。
なお、日本化粧品検定とは、美容関係者だけでなく一般の方々や学生などを対象に、化粧品・美容に関する知識の向上と普及を目指す検定のこと。美容皮膚科学、化粧品科学、法律の専門知識まで幅広く学ぶことができる。日本化粧品検定1級・2級は、文部科学省後援事業だ。