英高級スパサロン・アーバン リトリートがインド式サービス導入
2013.07.29
編集部
英国で高級スパ・サロンの多店舗展開をしているアーバン・リトリートは米国のビューティーサロンのZiba Beautyと提携して、新しいインド式サービスを導入する計画を発表した。ロンドンの高級デパート・ハロッズの最上階にあるアーバン・リトリート・ハロッズ店で、8月中旬からZiba BeautyのサービスとしてThreading サービスとMehndiボディーアート・サービスを開始する。
Threading サービスとは、糸を巧みに交差させながら顔の産毛処理をするサービスで、眉毛の形を整える施術が中心になる。利用者にはコンサルティングを行ない、顧客の顔とのバランスを考えて、理想の眉毛の形を提案することなどもサービス内容に含まれるという。一方、MehndiサービスとはZibaのオリジナル・ボディーアートのことで、植物性成分のヘナを染料として使用し、エスニックなデザインやパターンを利用者の身体に描くサービス。刺青とは異なり、自然に色が消えていくことでアメリカでは人気が上がっている。
Ziba Beautyはインドから移民してきた一家がロサンゼルス郊外に、1989年、小さなサロンを開いたのがビジネスの始まり。Threadingは脱毛処理として「痛みが比較的少ない」との利用者の声と手頃なサービス価格が好評で利用者数とリピーター数を急増させた。現在、同社は南カリフォルニア州で16店舗運営にまで経営規模を発展させている。今回の提携で、イギリスの高級スパとアメリカ発信のアジアンテイストの融合がどのように英国のアーバンソサエティーに浸透していくのだろうか、と関心を示す声が業界関係者の中にある。