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ダイエットのためには、朝食を摂るべき? 抜くべき?

さまざまなダイエット法のある中で、摂取カロリーを減らすためなら、朝食は抜いたほうがいいかもしれないという研究結果が発表された。

この研究は、米国コーネル大学のDavid A. Levitsky氏らによる論文で「Physiology & Behavior」誌に掲載されたもの。健康な成人男女から朝食を摂る人と摂らない人のグループが2つの実験のために集めて行われた。

1つ目の実験は、
a.朝食抜き
b.高炭水化物の朝食(335キロカロリー)
c.高繊維質の朝食(360キロカロリー)
の3群に分け、その後の昼食のカロリー摂取量を計測した。

2つ目の実験では、
a.朝食抜き
b.カロリー計測なしの朝食
の2群に分け、その後1日分のカロリー摂取量を計測した。
この実験で、自由に食べてもらった朝食は平均して624キロカロリーだった。

1つ目の実験では、朝食を摂っても、摂らなくても、満腹(Hunger Ratingsで計測)を感じるまで食べた食品の摂取量に影響しなかった。2つ目の実験では、朝食を抜いた人の昼食の摂取量は有意に多く、一日量では408キロカロリーも多かった。
これらのデータは、食事を抜いても、その後の食事で抜いた分のエネルギー補給をしないことを実証している既存の文献と一致しており、朝食を抜くことは、成人における毎日のエネルギー摂取量を減らすために有効な手段であるかもしれないと研究者らは述べている。

日本においては、健康のために朝食を摂ることは政策として推進されており、厚生労働省の「肥満の治療」のページでも、朝食を含め3食をバランスよく食べることが推奨されている。
日本人の朝食の欠食率は、男性14.4%、女性11.1%(平成23年度集計分)。ここ数年大きな変化はないという。
年齢別にみた場合は、男女とも20歳代で最も高く、男性で約3割、女性で約2割で、健康増進法に基づき策定された「健康日本21」の、朝食を欠食する人の割合目標値である成人男性15%以下を達成している。

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