「女性の薄毛の一因は頭皮の血流の低下」を証明
2018.11.12
編集部
ウィメンズヘルスクリニック東京(東京都千代田区)とアンファー株式会社は共同で、「女性の薄毛と頭皮の血流の関連性に関する研究」を実施した。
「血流の低下が薄毛の一因となる」ということは、長年考えられてきたが、今回の研究で、女性の薄毛の一因は「頭皮の血流の低下である」ことの実証データを導き出すことに、日本ではじめて成功した。
女性型脱毛症(FPHL)と診断された女性(薄毛の女性)25名と、毛髪が十分豊富な女性(健常毛の女性)25名の頭頂部の細動脈の血流を測定したところ、FPHLの女性の方が血流が低いということがわかり、女性の薄毛と血流の関係性が実証された。
同クリニックでは、この結果を女性型脱毛症の新しい診断基準の作成や治療方針の選択に役立てるとともに、頭皮の血流量を増加させる薬剤の開発および導入に向けて、更なる研究を進めるとしている。
また、血流を改善するために自宅でできる事として、有酸素運動と禁煙が重要だという。抹梢の血流をよくすることで頭皮の環境を整えることに繋がる為、1日20分を目安に、汗ばむ程度の運動を取り入れることが大切だ。喫煙は毛細血管を収縮させ、血流を悪化させる為、身体の健康に加えて髪の健康のためにも、禁煙が重要だ。
- 参考リンク
- ウィメンズヘルスクリニック東京