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プライマリケア減量プログラムの効果

減量と擬人化測定基準に及ぼす影響の有用性を検討した研究結果が611日、「Family Practice」オンラインに掲載された。

肥満/過体重に対する食事療法とライフスタイル介入プログラムは、減量および肥満に関連する多くの併存疾患を専門医によって管理するのに効果的であることが示されている。しかし、通常診療、一般的なプライマリケアで行われる減量プログラムの有効性に関しては、ほとんど情報がない。今回の研究では、プライマリケアの設定で過体重/肥満に対応するよう設計された医療用減量プログラム(Medical Weight Loss ProgramMWLP)の有効性を分析した。医療用減量プログラムで治療された患者グループと、一般的なプライマリケアの環境で定期的に治療を受けている肥満患者グループ(対照)の後ろ向きカルテレビューを実施。201541日~2016331日の診療データベースから医療用減量プログラムに参加した209人の患者(18歳以上)、および対照の患者265人を選択、比較した。

その結果、医療用減量プログラムの患者グループは、ベースラインの体重と比較して、6か月で平均2.35±5.88kgの減量を達成した。対照の患者グループは平均0.37±6.03kgの体重増加を来した。医療用減量プログラムでは、プログラム開始後6か月以内に医療機関を3回以上訪問することが、ベースラインの体重の5%以上の減少に関連する最も重要な要因だった。体重減少は腹囲の減少とも相関していた。研究者らは「一般的なプライマリケアに統合された医療用減量プログラムは、肥満および肥満関連疾患を管理するための効果的なモデルになる可能性がある」と述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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