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米国の肥満率、若年層では上昇に歯止めか

CDC(アメリカ疾病管理予防センター)が2011-2014年の健康関連データから、アメリカの肥満率についての評価を11月12日、同センターサイト上に公表した。

CDCの統計調査によれば、アメリカの成人3分の1と若年者の17%は肥満だった。肥満者は男性より女性で多く、ヒスパニック系でない黒人とヒスパニック系の成人で多かった。若年層では、非ヒスパニック・アジア系以外では肥満率に男女の差は見られなかった。2003-004年以来、若年層での肥満率の増加は確認されていない。しかし、1999-2000年から2013-14年の統計データは成人・若年層のどちらも肥満率が増加していることを示している。成人の肥満率は30.5%でアメリカの健康指針「Healthy People 2020」の目標値よりも高いままだった。小児肥満率は14.5%で「Healthy People 2020」の目標値よりも高いが、2-5歳(9.4%)に限ってみれば目標を達成していた。

「Healthy People」は、HHS(アメリカ保健社会福祉局)が公表する国民の健康指針で、1979年に初の公表。10年ごとに改正されている。2010年度版では目標達成率は19%程度といわれ、この厳しすぎるとも思われる設定目標値の反省も含めた2020年度版は2010年に公表されている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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