Instagramへの投稿が増えると「ロマンチックな関係」にひびが入るという調査報告が1月22日、米国・フロリダ州立大学のプレスリリースで発表された。研究の詳細は「the journal Cyberpsychology, Behavior, and Social Networking」誌に掲載されている。

論文の筆頭著者Jessica Ridgway客員准教授らは、ソーシャルメディアサイトInstagramに自撮り写真や個人的な記事を掲載するほど、「ロマンチックな関係」は壊れやすいということを発見した。18-62歳のInstagramユーザー420人にオンライン調査に協力してもらい実施された。自分の外見に満足している人ほど、投稿数が多かったという。しかし、自撮り写真の投稿が増えるほど、Instagram関連の人間関係のトラブルも増えていた。Instagramに関連した嫉妬や口げんかのいずれか、またはどちらも、Instagramへの投稿という行動に起因していた。驚くことではないが、Instagram関連のトラブルは不倫や離婚などのようなロマンチックな関係の不幸な結末に結びついていた。

研究者らは、直接の原因になるとまでは言い切れないとしながらも、身体イメージへの満足度がInstagramのユーザーの「ロマンチックな関係」には有害であることが示されたという。また、関係を維持したいのであれば、Instagramへの投稿は控えめにするよう注意している。