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アジア地域ではカルシウムが不足

世界のカルシウム摂取量を体系的に再検討した報告が10月18日、「Osteoporosis International」オンラインに掲載された。この日程での報告発表は10月20日の「世界骨粗しょう症デー」にちなんでいる。

検討を行った米ブラウン大学公衆衛生学部エビデンス・シンセシスセンターのEthan Balk准教授によると、世界には骨の健康に対するリスクが高い地域が多く存在するという。国際骨粗しょう症財団のメンバーとBalk准教授ら研究者は、世界の成人における毎日のカルシウム摂取量を報告した研究、文献を調査し、74カ国分の有益なデータを入手した。

その結果、南アジアおよび東アジアでは、世界で最も低い平均摂取量(1日に400 mg未満)、北欧諸国では1日1,000 mg超、南米およびアフリカの国々の大半は、1日約400〜700mgの間の平均摂取量であることがわかった。理想的なカルシウム摂取量は各国で異なるが、多くの国では平均摂取量が推奨摂取量よりも少なかった。

報告者らは「カルシウム摂取量のデータがない国や、特にアジア太平洋地域でカルシウム摂取量の増加を進める対策が取られることを期待している」と述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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