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腹部のたるみ改善のタミータック、術後満足感の検討

腹部の脂肪やたるみを切除する形成術(タミータック術)の患者満足に影響を与える因子の検討結果が31日、「Plastic and Reconstructive Surgery」オンラインに掲載された。

タミータック(tummy tuck)と呼ばれる腹部形成術は、出産、加齢、大幅な体重減少などでたるんだ腹部の脂肪とたるみ(皮膚)を切除する形成術で、世界中で広く実施されている。今回の研究では、手術を考えている患者の意思決定に大きな影響を与えるオンラインレビューに対する初の定量的分析を実施したものとなった。

6つの大都市圏を対象としたサンプリングから794件のレビューを分析対象とした。レビュー数および平均評価には地理的な差があった。満足度に影響を与える10のテーマを特定し、それぞれを評価した。その結果、レビューで最も言及されていたテーマは「審美的な結果」であり、これが満足度に最も大きな影響を与えていた。次に、「スタッフとのやり取り」が挙げられ、そのすべてが否定的なレビューにつながっていた。「術後ケア」は、結果の不満足感を和らげる効果があった。「外科的合併症発生」および「手術費用」は満足度との関連性が低かった。これら、満足度に影響する要因の相対的な重要性の理解は、「オンラインでの評判を向上させ、保持するために役立つ」と研究者らは述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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