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座位時間の中断、肝脂肪量を減らさず

座っている時間の中断および身体活動のタイミングと肝脂肪量およびインスリン抵抗性を検討した横断研究の結果が11月1日、「Diabetologia」オンラインに掲載された。

今回の研究ではオランダのNetherlands Epidemiology of Obesity試験参加者775人を対象に、座位時間、座位行動の中断、さまざまな身体活動強度をセンサーで計測し、肝脂肪量を評価した。参加者は男性42%、平均年齢は56歳、平均BMIは26.2だった。参加者は身体活動の実施時間を基に午前(6時-12時)、午後(12時-18時)、夜間(18時-0時)または終日のグループに分類した。

その結果、総座位時間は肝脂肪量およびインスリン抵抗性と関連しなかったが、座位時間の中断回数は肝脂肪量増加と関連した。総身体活動および身体活動のタイミングはインスリン抵抗性の低下と関連したが、肝脂肪量とは関連しなかった。午前中に身体活動を行う被験者と比べ、午後または夜間に行う被験者でインスリン抵抗性の低下が見られた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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