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パリの百貨店で体験したフェイシャルトリートメント徹底レポート


執筆:GALYA ORTEGA

百貨店での施術体験:フランス文化とのギャップ

百貨店でのスキンケア施術は非常に興味深いものでしたが、フランスではあまり一般的な文化とは言えません。一方で、アジアでは大きな成功を収めています。こうした違いに興味を持ち、私は現地でいくつかの施術体験を調査・体験しました。

BHV

ウェブサイトでは「Dermalogica」による施術が案内されており、それ以外の情報は掲載されていません。現地では、各ブランドのスタンドに立ち寄って、後日の施術予約が可能か尋ねることができます。ブランド側がその場に設置された施術用キャビンを一時的に借りるという形です。しかしながら、BHV側としては明確な戦略が存在しないようです。

私は「Dermalogica」のスタンドに向かい、スタッフに施術の内容を確認しました。すると、施術はスタンド内の椅子で行うとのこと。これは正直なところ苦手です。というのも、スタンドは三方が開けており、椅子に座ると、百貨店内の通路を歩くすべての客と視線が交差する状態になるのです。

体験レポート

それでも私は椅子に腰掛け、スタッフが背もたれを倒しました。足は宙ぶらりんで、背中はほぼ横たわった状態。完璧とは言えませんが、なんとか落ち着けました。

カウンセリングと保湿チェック

スタッフは今回の施術が「ディープクレンジング(深部洗浄)」であることを説明してくれました。私はメイクをしたままの状態で、頬に小型の機器を当てて保湿レベルを測定。結果は「37」。理想値は35〜43とのことで、私としては「それほど乾燥していない」と思いましたが、スタッフは「深刻な状態」と断言。それには少し不快感を覚えました。なぜアドバイスを強調するために、そこまで深刻に語る必要があるのでしょうか。

目元ケアの提案

目元のケアについては、カフェインを含む専用クリーム、もしくは35ユーロの追加料金でパッチを選べるとのこと。私は標準メニューに含まれるクリームを選択しました。

プラスチック手袋と肌への違和感

施術者は大きなプラスチック製の手袋を着用し、それをマスク工程まで外しませんでした。これらはラテックス製のぴったりとしたものではなく、ぶかぶかとした簡易的なものです。そのため、製品の塗布やマッサージ時に手袋が肌の上で吸盤のように動き、不快な音を立てました。

ダブルクレンジング工程

まずはクレンジングオイルでメイクを落とし、少量の水で乳化。その後、湿ったスポンジで拭き取りました。次に、泡立てたジェルを筆で塗布し、指先で顔全体に優しくなじませてから、再び湿ったスポンジで拭き取ります。仕上げにローションを噴霧して洗浄を完了し、軽く乾かしました。

穀物由来のゴマージュ

続いて、筆でゴマージュ(角質ケア)を塗布。これは穀物由来で、非常に心地よいテクスチャーでした。小さな円を描くように全体に優しくなじませた後、洗い流し、再びローションをスプレーし、乾かして終了しました。

パブリック空間でのマスク工程と心理的圧迫感

筆でマスクを塗布され、そのまま時間を置く間、私は周囲の様子を観察しました。店内の通路では人々が絶え間なく行き交い、スタッフは私のすぐ後方のカウンターで他の来客に応対していました。彼らとの距離は1メートルもなく、スタンドにはスタッフが一人しかいないため、施術と接客を並行して行っていたのです。その間、私は落ち着かず、騒がしい店内の環境に居心地の悪さを強く感じました。

その後、マスクを取り除き、アイクリーム、美容液、保湿クリームといった仕上げ用の製品を肌に塗布されました。

施術が終了すると、肌のトーンは非常に明るく、透明感が増し、顔全体がリフレッシュされた印象でした。

料金を支払い、店を後にしました。スタッフから販売を勧められることはありませんでした。

結論

30分の施術として、肌の仕上がりには一定の効果が見られました。しかしながら、体験自体に満足感はなく、周囲の喧噪の中で施術を受けながら、スタッフが隣で販売や接客を行っていたという状況は好ましくありませんでした。施術後には明確なストレスを感じていました。

LE BON MARCHÉ

予約・事前案内の充実度

LE BON MARCHÉのウェブサイトでは、施術に関する情報が非常に詳細に掲載されており、施設の戦略も明確に理解できます。GuerlainDiorといった高級ブランドは常設の施術キャビンを構えており、加えて、週替わりでゲストブランドが仮設キャビンを利用しています。サイト上にはキャビンの写真も掲載されており、視覚的にも大変魅力的です。各ブランドの紹介と施術メニューの詳細も明記されています。

私は、全く知らないブランドによる30分80ユーロの施術を選びました。なお、製品を120ユーロ以上購入した場合、施術料金は無料となります。ただし、今回の体験があまりに否定的なものであったため、ブランド名は伏せさせていただきます。おそらくブランド側は施術現場の実態を把握していないと思われます。本記事は、反面教師としての情報提供を目的としています。

予約および支払いはウェブサイト上で完結し、確認メールには店舗内での案内も丁寧に記載されていました。

BON MARCHÉでの到着と受付対応

指定された入口から店舗に入ると、セキュリティスタッフが対応してくれ、エレベーター付近の専用呼び出しボタンを使うよう指示を受けました。呼び出し後、すぐに受付スタッフから応答があり、特別に設定されたエレベーターが自動的に3階の「Institut du Bon Marché」へと私を案内してくれました。

受付ではスタッフが笑顔で迎え入れてくれ、ラウンジの快適な椅子に案内され、冷たい飲み物が提供されました。予約時間より早く到着していたため、施設全体の案内を提案され、GuerlainやDiorといった豪華な常設キャビンや、3つの仮設キャビンを見学させていただきました。その後、担当スタッフとともにキャビンに移動しました。

施術の詳細

キャビン内はシンプルに整えられており、淡い色の壁と濃紺のモザイクが印象的でした。マッサージベッドにはモヘア素材のブランケットがかかっていました。スタッフからは、衣服を脱いでブランケットの下に身を入れるように案内され、私が「肌に直接触れることになるのか」と確認すると、「その通りです」と返答がありました。衛生面に若干の違和感を覚えましたが、指示に従いました。

キャビン内の照明環境:天井には大型の蛍光灯が全面に点灯しており、非常に明るく感じました。やむなく目を閉じて、ポジティブに捉えるよう努めました。

香りの印象:突然、スタッフの手から強いニンニクの匂いが漂ってきました。施術の時間が昼食直後であったことは理解できますが、それでも気になるほどの強さでした。会話時には、口臭にもニンニクの匂いが混じっており、これほどはっきりとした体験は初めてでした。さらに、施術中は終始、彼女の唾が顔に飛んでくる感覚もあり、不快でした。

クレンジング工程:スタッフは作業台の上に置かれたBiodermaのミセラウォーターを使用してクレンジングを行いました。「このブランドには専用のクレンジング剤がないため」との説明でしたが、最低価格が130ユーロを超えるプレミアムブランドの施術で、どこでも購入できる製品を使用するというギャップには、大きな違和感を覚えました。

ドレナージュ・リンパティック:期待と現実のギャップ

予約した30分間の施術は、本来「ドレナージュ・リンパティック(リンパドレナージュ)」を中心とした内容であるはずでした。しかし、前半の15分間は施術者がまるで講義のようにリンパドレナージュの理論を語る時間に費やされました。リンパ節の役割やリンパの流れ、マッサージの効果などについて、熱心に説明を続けたのです。

私はこの言葉の洪水に圧倒されてしまいました。それだけに、実際のマッサージが始まったときには、きちんとしたドレナージュが受けられるものと期待していましたが、結果は落胆の一言でした。彼女はまるで「力任せ」に肌を押し、リンパ節を素早く、そして強く押し流していきます。

残念ながら、私はリンパドレナージュについて専門的なトレーニングを受けた経験があります。その立場から言えば、この施術は本来の技術とはまったく異なるものでした。リンパ系は表層にあるため、刺激が強すぎると、それまでの施術効果がすべて無駄になってしまいます。

Kobidoの名の下に

15分を過ぎると、彼女は手技を変え、顔をこねるような揉捏やタッピングを始めました。私は驚き、その理由を尋ねると「これはKobido(コビドウ)で、私はその専門家です」と説明されました。

そして、またしても講義が始まります。Kobidoの起源や現代のトレーニング体系、Shogo Mochizuki氏とその門下生、本物と模倣のKobidoの違いなどが延々と語られました。

彼女曰く、Kobidoとは「皮膚のための武道」なのだそうです。「まるで戦いですね」と思わず言葉が漏れました。彼女はさらに、「Kobidoの“ko”は“道”を意味する」と自信をもって語りましたが、実際に“道”を意味するのは“do”であり、“ko-bi-do”は「美の道」を意味します。この点においても、私はがっかりせざるを得ませんでした。

サービスの提案と倫理観

施術が終盤に差しかかる頃、私はすっかり疲弊していました。どうやら彼女は「顧客がリラックスを求めて施術を受けに来る」という基本的な感覚を持ち合わせていないようです。

彼女は「普段から施術を受けているのか」「どこに住んでいるのか」と尋ねてきました。私が彼女の自宅に近い地域に住んでいると知ると、「自宅でも施術ができる」と提案してきたのです。自身の職場で知り合った顧客を自宅サロンに誘導するという行為に、私は言葉を失いました。

「サイン」から読み取れること

私は「この施術はブランドのシグネチャートリートメントなのか」と尋ねました。彼女は、「このブランドは新興であり、まだ施術プロトコルは存在しない」と答えました。そして、「私は専門家として採用された」とのこと。

そこで私は、「あなたは施術者なのですか?」と尋ねると、彼女は「私はフェイシャリストです。施術者ではありません」と誇らしげに返答しました。その瞬間、私は何も言えず、静かにその場を後にしました。

感想

この体験は、ブランドにとっても、顧客にとっても、またBon Marchéにとっても、まったく意味のないものでした。ただし、施設周辺のオペレーション体制だけは非常に洗練されていました。

LES GALERIES LAFAYETTE HAUSSMANN PARIS

三つの施術モデル

ここでは、非常に興味深い三つの異なるアプローチが展開されています。

Chanelのビューティースペース(3階)
高級感と静けさに包まれた空間で、クラシックかつ高度な施術が提供されています。

各ブランドによる階層内スタンドでのイベント
様々なブランドがフロアごとに展開し、タイミングに応じてプロモーション活動を行っています。

Wellness Galerie
こちらはコンセプト全体が「ウェルネス」に基づいた複合空間です。フィットネスルーム、瞑想スペース、ヘルシー志向のレストラン、スポーツやヨガ向けのアパレルショップに加え、会議や面談用に貸切可能なスペースまで備わっています。

また、顔・身体・髪に関するブランドが多数展開しており、常設キャビンはまるで小さな独立サロンのように装飾され、受付対応も行き届いています。加えて、仮設キャビンがブランドによって一時的に利用されています。

最近では、栄養指導コーチやイメージコンサルタントの配置も始まり、到着時にはコンシェルジュカウンターが常設されており、丁寧な案内と誘導が行われます。

SkinéoにてJetPeel体験:きっかけと施術選択

ウェブサイトの構成が非常に分かりやすかったため、「Skinéo」にてJetPeelトリートメントを受けることにしました。スタッフは内容を丁寧に説明してくれた上で、私が納得して施術を受けられるよう配慮してくれました。

この施術は、アンチエイジングに特化したスペシャルケアであり、注射に代わる選択肢としても位置付けられています。ジェット式デバイスが超音速で空気を噴射し、肌表面に細かな霧状の有効成分を届けるという仕組みです。使用する美容成分は、私の要望に応じてカスタマイズされ、その混合液がデバイス内で生成されます。

体験レポート

キャビンに入ると、白を基調とした清潔感のある空間が広がっており、医療クリニックのような雰囲気でした。照明は明るく、マッサージ用ベッドとカウンセリング用のデスク、そして各種の先進的な機器が設置されていました。スタッフに迎えられ、まずは肌の状態と要望に基づいた診断が行われました。

肌診断:AI-Checkによる分析

AI技術を用いた「AI-Check」によって、肌のあらゆる課題を網羅的に分析します。顔写真を撮影し、その画像をもとに11項目(保湿、たるみ、赤み、シミ、毛穴の開き、シワなど)を、顔全体にわたって評価。非常に客観的かつ精密な分析が行われました。

この結果に基づき、今後数週間にわたって取り組める3種類の集中ケアプランが提案されました。診断結果はメールでも送付されます。

クレンジング

ミルクタイプのクレンジングで、包み込むような優しいタッチによる手技が印象的でした。拭き取りには、湿らせた温かい不織布タオルが使用されました。

第1ステップ:ドレナージュ

中空のスティレットから強力に空気を噴射する機器を用い、ヒアルロン酸とアロエベラの成分を含む美容液が肌に送られます。首や顔のリンパ節に沿って行うこの工程により、むくみの解消とリンパ循環の促進が図られます。

第2ステップ:ナチュラルピーリング

使用する成分は引き続きヒアルロン酸とアロエベラですが、手技はより力強く、線維芽細胞を刺激することを目的としています。噴射された空気が古い角質や汚れを効果的に浮き上がらせます。

第3ステップ:深部ピーリング

グリコール酸またはトリクロロ酢酸を含んだピーリング剤を、角質層を通過させて表皮層まで到達させるインフュージョン方式で肌に届けます。

第4ステップ:リンス

再びヒアルロン酸とアロエベラによる成分で肌を洗浄し、落ち着かせます。

第5ステップ:集中ケア

保湿や引き締めなど、25種類の中から肌の状態に合わせてトリートメントを選択。有効成分を混合したカクテルと、ブースターを組み合わせて、専用スティレットで部位ごとに丁寧に施術が行われました。

施術の最後にはLEDライトを照射し、細胞の活性化を促します。

仕上がり後、自分の顔を鏡で見ると、肌の明るさと滑らかさが明らかに実感できました。この効果は、施術後3日間にわたり継続しました。

所要時間と価格

JetPeel Premium(LED付き):1時間/185ユーロ

結論

本格的な施術が、非常に整った環境で実施されました。たとえ大手百貨店内という場所であっても、空間や対応の質は申し分ありませんでした。接客も完璧で、全体として満足度の高い体験となりました。肌の明るさに加え、美容とメディカルの融合とも言えるような施術内容でした。

LE PRINTEMPS DE LA BEAUTÉ PARIS

空間の刷新と導線

数年前、地下の「Printemps de la Beauté」内にあるSpa Nuxeで施術を受けたことがありましたが、その頃の空間は雑然としていてわかりづらい印象でした。現在では明確なコンセプトのもとで大きく刷新されています。

ウェブサイトには目立った案内がなかったため、直接店舗を訪れることにしました。Caumartin通り側の入口から入店すると、明るく開放的な雰囲気ではあるものの、空間の配置はやや混在していました。

警備員に施術エリアの場所を尋ねると、案内カウンターを示されました。そちらへ向かいましたが、誰もおらず、周囲のスタッフに尋ねても詳しい情報を得ることができませんでした。

階段近くの案内サインに「ビューティー・ウェルネス 地下1階」とあったため、そちらに向かいました。

スパ空間の構成

正面には「Spa」の大きな案内表示があり、La Prairie、Dior、Energecia、Fields of Yarrowといったブランド名が明記されていました。視認性が高く、誘導表示としても非常に良好です。

カウンターにいたスタッフに声をかけたところ、その方は特定ブランドに専属の施術担当者でした。つまり、全体を統括する総合受付は存在せず、各ブランドが個別に運営を行っている形式でした。それでも彼女は丁寧にすべての施術サービスについて案内してくれました。

一方にはLa Prairieのラグジュアリーな個室施術スペースが広がり、もう一方には4つの個別キャビンがあり、それぞれ異なるブランドによって装飾されていました。どのキャビンも広く、ブランドの世界観が表現されています。

空間全体は非常に静かで、落ち着いた雰囲気が漂っていました。私は、その中でも特に新興ブランドに興味を持ちました。

Energecia:量子美容の世界

数日後、私は「Energecia」の1時間の施術を予約しました。翌日には、ビジュアルも美しい予約確認メールが届きました。必要な情報がすべて記載されており、確実に当日来店できるよう工夫されています。

当日

予定日当日、私は店舗に到着し、施術担当者に温かく迎えられました。共用通路には静かなラウンジスペースがあり、そこでしばらくくつろぎました。

彼女は、フィコシアニンと水素水を合わせた鮮やかなブルーの冷たいドリンクを、近未来的なグラスで提供してくれました。「これは活力をチャージするショットになりますよ」とのこと。その言葉通り、気持ちが高まりました。

量子診断

施術前には、量子的なアプローチによる簡易診断が行われました。これにより、施術中に流れる「神経感覚的な音」の周波数が決定されるのです。

診断はスマートフォンのアプリを使用して行われます。私の氏名、生年月日を正確に入力し、顔写真を撮影した後、「この施術に何を求めているか」を声に出して伝えるよう指示されました。私は「もっと輝きがほしい。疲れた印象の肌を改善したい」と答えました。

アプリがすべてを解析し、施術内容・使用製品、そして施術中に流れる神経感覚音楽が決定されました。この音楽は、施術効果を高めるための重要な要素となるそうです。

施術

キャビンへ移動します。白を基調とした室内には、パールグレーのタオルインディゴブルーのブランケットがかけられたマッサージベッドが用意されていました。施術が始まります。

彼女は私の背後に座り、肩に手をそっと置きました。説明はなく、呼吸を合わせながら無言のままの施術開始。まるで流れる風のようにエネルギーが身体を通り抜けていくのを感じました。これはおそらくレイキマグネティックトリートメントの一種だと、経験から理解しました。こうした手技は、天賦の才能がなくとも、正しい教育によって習得できるものです。

クレンジングは、ブランドのミセラウォーターを使って、目元・口元・顔全体をやさしく拭き取っていきました。

次に、頬にフィジオ・スティミュレーションのパッチを貼布。これにより「迷走神経が刺激され、感情の安定、免疫の向上、消化機能の促進、液体停滞の除去、そして肌のたるみの改善」が期待できると説明されました。その数多くの効果に、私は思わず微笑んでしまいました。

耳には不思議な形の小さなヘッドホンを装着。そこから流れるのは、音楽でも騒音でもない、特定の神経に働きかける調和的な音の連続でした。自分の内側に意識を向けると、全身がリラックスし、爽やかな感覚が広がるのを感じました。

続いて、ヒアルロン酸とビタミンCを含んだ小さなコットンパッドで、目元や頬の上部を丁寧にタッピング。その後、指の腹で滑らかに伸ばし、額・眉間・目尻の周辺には「ジャケ・ピンチ」技法で刺激を加えていきました。鼻翼部はパッドと指圧を交互に使って施術。冷たい金属製のローラーやスフィアも使い分けていました。

頬・あご・口周りについても、同様の手法で丁寧に整えた後、パッチを外しました。

最後に再び肩に手を添え、軽く圧を加えて施術は終了。私は服を着て、ゆっくりと施術ルームを後にしました。

所要時間と価格

Energecia 輝きと若々しさのケア:1時間/130ユーロ

結論

私は普段からさまざまな施術を体験し、「謳い文句」と「実際の結果」とのギャップに注目するタイプです。「量子的」「シャーマン的」「魂のケア」など、誇張された表現には懐疑的です。

しかし、今回の施術では、内面と外面の変化を深く観察しました。心身ともに驚くほど軽やかで、肌の輝きは明らかに増し、目元はまるで10歳若返ったようでした。精神的にもストレスが大きく軽減されているのを実感しました。その瞬間の結果だけで言えば、これまでの体験の中でも最高クラスでした。もしビフォーアフターの写真を撮っていれば、効果は明白だったことでしょう。数日後までその効果は持続し、5日ほどでゆるやかに収まりましたが、それはごく自然な経過です。総じて、非常に満足度の高い体験となりました。


ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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編集部(フランス)

Les Nouvelles Esthétiques編集部(パリ)…1952年にフランスで創刊されたLes Nouvelles Esthétiques社が発行する美容技術者や経営者向けの専門誌。本誌は、美容、健康、ウェルビーイングに関する情報を提供しており、世界20数か国にライセンスを供給するなど、国際的に展開する美容専門メディアとして広く認知されています。

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