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弁当は健康的か?

米バージニア工科大学は11月7日、アメリカの子どもたちのランチの栄養調査結果を発表した。これは、バージニア州内の3つの学校の幼稚園または保育園クラスの子どもたちを対象に、登園5日間の学校給食と家から持参したランチの栄養調査を行ったもの。約4割の子どもがランチを持参していた。調査したランチの数は1300食以上に上った。

その結果、持参したランチのほうが、カロリー、飽和脂肪分、脂肪分、ビタミンC、鉄分が給食より多かった。タンパク質、カルシウム、ビタミンA、ナトリウムは給食の方が多かった。持参ランチのほうがフルーツが入っていることが多く、野菜が入っていることが少なかった。持参したランチのほうが、給食に比べて栄養的に健康ではないことがわかった。

アメリカではランチを持参または学校給食を選べる仕組みとなっているところが多く、学校給食には政府の援助が入っているため安価に購入することができる。2010年には、ミシェル・オバマ大統領夫人による児童の肥満撲滅キャンペーンで、学校給食の大幅な改善が行われた。無精白米や小麦、低脂肪ミルクの導入、野菜や果物中心食、塩分の制限などで健康的な内容としたもの。しかし、おいしくない、ボリューム不足などで生徒には不評で、導入後の2012年から学校給食のボイコットが全米各地の学校で起こった。食事は栄養だけではないということ?

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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