コーセー、中国科学院華南植物園と新規植物エキスの開発へ

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2018.07.3

編集部

株式会社コーセー(東京都中央区)はこのほど、中国における自然科学の最高研究機関「中国科学院」の傘下にある最大の植物園「華南植物園」と共同し、植樹・栽培した原料植物を活用した新規植物エキスの開発を始めると発表した。

「華南植物園」は、1万4500種以上の植物と、100万点以上の保存植物標本数を保有する、世界でもトップクラスの規模を誇る研究機関。原料確保が難しい希少な植物に対して、保存並びに育種の観点から、本植物園にて栽培された原料植物を用いて、化粧品原料として、植物エキスの開発とその評価研究を共同で行う。共同開発を推進することで、より一層と「高付加価値」な新規植物エキスの探索と、その肌効果研究が期待できる。

「華南植物園」は1929年に創設し、来年で90周年を迎える歴史ある研究機関。植物に関わる生態学、分類学、資源や、バイオテクノロジー、園芸など、各分野における豊富な研究成果を保有している。研究成果の多くは、国際的な学術誌や専門著書へ掲載されており、世界的にも注目されている。

また、絶滅危惧種植物の保護と資源植物優良品種の選抜や新品種改良などの研究レベルも世界的な評価を受けている。日本の化粧品会社が「中国科学院華南植物園」に植樹、栽培を委託し、それを利用して化粧品原料を開発した例はこれまでにないという。

「中国科学院華南植物園」との共同開発は、同社の長期ビジョン「VISION 2026」で掲げている「独自性のある商品の積極的な開発」に向けた取り組みのひとつ。

参考リンク
株式会社コーセー

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